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{膀胱経}

(働き)

・自律神経(脳下垂体)の働き ・尿の排泄

・生殖機能、泌尿器周辺の臓器を支配している。

 

(膀胱経が滞ると)

・神経緊張が強く物事に過敏に反応 ・背筋が突っ張る ・自律神経が弱る

・腰痛 ・目頭が重く、頭痛 ・下腹、足の冷え ・不眠、寝つきが悪い

・頻尿または、尿が少ない ・膀胱炎、残尿感 ・むくみ

 

(なぜ膀胱経が滞るのか)

・神経を使いすぎて気が休まらない(多忙)    ・下半身の冷え

・人間関係のストレス ・時間や予定に追われる

 

(所属器官){腎経、膀胱経共通}

・腎臓 ・膀胱 ・歯 ・目の瞳 ・内分泌腺

・生殖器 ・自律神経 ・毛髪

 

(参考文献)増永静人著 1974「指圧」 医道の日本社  1975「スジとツボの健康法」潮文社

遠藤喨及 2011「タオ指圧、東洋医学の革命」ヒューマンワールド

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{腎経}

(働き)

・体液成分と内分泌を調整することにより、全身に精気を与えている

・成長ホルモン、性ホルモンの分泌

・ストレスへの抵抗    ・血液と体内毒物の清浄

 

(腎経が滞ると)

・ものごとに脅えやすい ・何かを恐れ、驚くことが多い ・不安が強い

・何事もやりすぎるが、根気が続かない ・皮膚が黒ずんで弾力がなく、むくみやすい

・下腹部や腰が冷えて重い ・足がつる ・頭が重く熟睡ができない

・腹が固くなる ・手足がはれぼったい(特に朝) ・老化がすすむ

・皮膚に湿疹、化膿ができやすい ・鼻血が出やすい ・口臭

 

(なぜ腎経が滞るのか)

・がむしゃらに頑張り過ぎ(心身過労)    ・寝不足

・ホルモンバランスの乱れ(ストレスなど) ・継続的なストレス

 

(所属器官){腎経、膀胱経共通}

・腎臓 ・膀胱 ・骨 ・歯 ・目の瞳 ・内分泌腺

・生殖器 ・自律神経 ・毛髪

 

(参考文献)増永静人 1974「指圧」医道の日本社  1975「スジとツボの健康法」潮文社

遠藤喨及 2011「タオ指圧、東洋医学の革命」ヒューマンワールド

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{小腸経}

(働き)

・食物からの栄養を自分の血液に変える

(小腸経が滞ると)

・血液を下腹部に停滞させ全身に影響を与える ・足のツレ ・手足が冷たい

・首肩がかたくなる(むち打ち)・腰痛(ヘルニア)・疲れやすい

・便通がスッキリしない ・月経痛、月経不順 ・片頭痛  ・股関節痛

(なぜ小腸経が滞るのか)

・怒りや悲しみを腹でこらえて我慢する(断腸の思い)

・ショックをうける(血管が収縮) ・腹立ち

・産後、無理しすぎ

・食べ過ぎや消化力低下により、腸に未消化物が蓄積している

(所属器官){心経、小腸経共通}

・血管 ・舌 ・腹大動脈 ・卵巣

・第1,2腰椎 ・大脳 ・小腸

(参考文献)増永静人 1974「指圧」医道の日本社  1975 「スジとツボの健康法」 潮文社

遠藤喨及 2011「タオ指圧、東洋医学の革命」ヒューマンワールド

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{心経}

(働き)

・こころの経絡である

・外(界)からの刺激を内(面)に適応させる。

・また体内の気血の配分をする。

 

(心経が滞ると)

・神経緊張が強くなる ・心臓疾患にかかりやすい  ・どもりやすい

・飲み込むときにつかえがあり、咳ばらいをする ・ノイローゼ(精神疾患)になりやすい

・のぼせて顔がほてる ・手が汗ばむ

 

(なぜ心経が滞るのか)

・頭が真っ白になるようなショックをうける(事故など)

・長時間にわたる精神緊張、ストレス ・心配ばかりしている

 

(所属器官){心経、小腸経共通}

・血管 ・舌 ・腹大動脈 ・卵巣

・第1,2腰椎 ・大脳 ・小腸

 

(参考文献)増永静人 1974 「指圧」 医道の日本社  1975「スジとツボの健康法」潮文社

遠藤喨及2011 「タオ指圧、東洋医学の革命」ヒューマンワールド

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{胃経}

(働き)

・口から空腸(小腸の前半部分)までの消化管を働かせてる

・またこの働きを助ける体肢の運動と体温発生、および生殖腺の働きにも関係している

・外界からはいってきたもの(気)を、自己のものとして取り入れる

 

(胃経が滞ると)

・クヨクヨしやすい  ・胃(消化管)が弱くなるがたくさん食べられる

・首肩がコル ・鼻づまり、鼻炎 ・食欲にムラがある ・あくびが多く出る

・胃酸過多でゲップがでる ・足腰が重く、膝から下が冷え、疲れやすい ・口角炎

 

(なぜ胃経が滞るのか)

・クヨクヨ考えすぎ  ・食べ過ぎ、飲みすぎ  ・考えことをしながらかまずに食事する

・冷たいもの、やわらかいものばかり食べる ・自分の環境を受け入れられない

 

(所属器官)

・上下肢の筋肉 ・脂肪(目の瞼、乳房を含む)

・口から空調までの全消化管

 

(参考文献)増永静人 1974 「指圧」医道の日本社  1975「スジとツボの健康法」潮文社

遠藤喨及 2011「タオ指圧、東洋医学の革命」ヒューマンワールド

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{脾経}

(働き)

・膵臓を中心に全身の消化腺と女性の場合、生殖腺をコントロールしています

・大脳との関係も深く、思考により物事を消化、理解する働きを担っています。

 

(脾経が滞ると)

・考えすぎることが多くなる ・満腹感がなくむやみに食べたくなる

・消化力(消化腺)が弱くなる  ・口が渇く・落ち着きがなくなる

・常に眠く、横になりたくなる  ・背中、膝の痛み ・四十肩

 

(なぜ脾経が滞るのか)

・考えすぎ  ・せっかち(よく噛まないで食べる)  ・食べたわりに動かない

・甘いものや水気の多いもののとり過ぎ ・間食が多過ぎ ・不安が強すぎ

 

(所属器官)

・全身の消化腺(唾液、胃、小腸の各腺) ・膵臓

・太陽神経叢 ・膝関節 ・踵

 

(参考文献)増永静人 1974 「指圧」医道の日本社  1975「スジとツボの健康法」潮文社

遠藤喨及 2011「タオ指圧、東洋医学の革命」ヒューマンワールド

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{大腸経}

(働き)

・排泄(外に出すこと)を行ない、気の停滞をなくす。

*声を出す、汗を出すなど出す行為は全て含む

・自己表現(自分の内面を外に表す)をする

 

(大腸経が滞ると)

・思いをため込んで、発散できない  ・依存心がつよくなる  ・鼻、のど、扁桃、気管の疾患

・皮膚が弱い  ・腰がぬけるような腰痛 ・便秘、下痢、痔 ・冷えからくるのぼせ

・目の充血 ・下腹の冷え、悪寒 ・四十肩 ・股関節痛

 

(なぜ大腸経が滞るのか)

・深呼吸の不足 ・運動不足、汗をかかない  ・陰性の飲食物の摂取

・思いを発散しないで、溜め込み過ぎ ・足元からの冷え

 

(所属器官){肺経、大腸経共通}

・皮毛 ・目の白眼 ・喉(気管) ・肛門 ・皮孔(皮膚呼吸)

・毛根(汗、脂分泌) ・肺 ・大腸

 

(参考文献) 増永静人 1974 「指圧」医道の日本社  1975「スジとツボの健康法」潮文社

遠藤喨及著2011「タオ指圧、東洋医学の革命」ヒューマンワールド

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肺経とは

経絡とは気の通り道であり、大きく12種類に分類されます。

この12種類の経絡1つ1つに役割があり、心身のあらゆるものに影響を与えています。

そして、それが滞った際も、起こる症状が1つ1つ違います。

それでは各経絡について、説明していきます。

{肺経}

(働き)

・呼吸により気(エネルギー)を取り込み、これを人体の気にします

・それは外界適応の活力になります。

 

(肺経が滞ると)

・気を病んで胸が詰まる ・活力がなくなって溜息が出る ・肩背が凝って頭が重い

・めまい ・呼吸器疾患  ・ガス中毒  ・猫背 ・顔色が悪い

・他者を受け入れたり、外部と交流するのが苦手になる

 

(なぜ肺経が滞るのか)

・呼吸が浅い ・汚れた空気を吸う ・喫煙

・ため息をつくようなストレス ・自閉的

 

(所属器官){肺経、大腸経共通}

・皮毛 ・白目 ・喉(気管)・皮孔(皮膚呼吸)

・毛根(汗、脂分泌) ・肺 ・大腸  ・肛門

 

(参考文献)増永静人 1974 「指圧」医道の日本社  1975「スジとツボの健康法」潮文社

遠藤喨及 2011「タオ指圧、東洋医学の革命」ヒューマンワールド

 

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大腸経とは

武道では、ヘソの下の「丹田」という部位を重視します。

丹田とは体の中心にあり「心身の精気が集まる場所」と言われています。

武道の動きは、丹田を中心にして、上肢は小指側、下肢は親指側を意識します。

 

東洋医学(経絡)では、「腎経」という経絡が、丹田を中心に上肢は小指側、下肢は親指側を走行しています。

腎経は重要な経絡で、弱るとストレスに弱くなり、心身のパワーが減少し、身体の老化が進んでしまいます。

逆に腎経(丹田)を鍛えると、ストレスに強く、パワーに溢れ、若々しくいられます。

 

腎経だけでなく、全ての経絡が、精神と身体に対して役割を持っています。

よって、全ての経絡は、精神と身体に(それぞれ役割に応じた)影響を与えています。

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腎経とは

両手操法とは、現在の経絡指圧を確立した故増永静人先生が発案した施術法です。

コリを片手でおさえ、その原因となっている「経絡の歪み」をもう片方の手で圧すと、コリが「スー」と、とれていきます。

上手くいくと(条件が合えば)魔法のようにコリがとれますので、大変価値のある施術法です。

ただし、この際正しい指圧が出来ていなければ効果も半減します。

この為、経絡指圧の基本は身につける必要はありますが、やり方さえ覚えれば結果の出しやすい施術法です。

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