{三焦経}
(働き)
・小腸を補佐して末梢循環(細動静脈、毛細血管)と体液移動を司る
・粘膜、漿膜、リンパの働きにより身体を保護する
(三焦経が滞ると)
・周囲に対する気遣いが下手 ・全身がこわばる ・粘膜、リンパが弱い
・いつも手を握りしめたように前腕が緊張 ・風邪をよくひいて、眼がチカチカする
・頭に何かかぶさったような感じで重苦しい ・胸が締め付けられるのを感じる
・外界の変化に過敏で、寒暑の変化や湿気がこたえる ・アレルギー体質
・腹壁や皮膚が過敏でくすぐったがり、痛みやかゆみを感じやすい
・皮下に水気がたまり、手や後頭部がしびれる ・湿疹、蕁麻疹ができやすい
(なぜ三焦経が滞るのか)
・警戒心が強い ・幼児期に過保護に育てられた
・周囲に気をつかい過ぎる ・環境に適応できない
・寒暖の差など、外界の変化が激しい環境で生活している
(所属器官){心包経、三焦経共通}
・中枢循環(心臓、冠状動脈、大動静脈、リンパ管) ・脾臓
・末梢循環(細動静脈、毛細血管) ・皮下締結組織
(参考文献)増永静人 1974「指圧」医道の日本社 1975「スジとツボの健康法」潮文社
遠藤喨及 2011「タオ指圧、東洋医学の革命」ヒューマンワールド