経絡は休みを与えず、負担をかけ続けると弱り、滞ってしまいます。
今回は「どうしたら経絡の滞りを解消できるか?」を膀胱経を例にとって考えてみます。
膀胱経は緊張したり、神経を使う際に働きが活発になります。
膀胱経を正常に保つためには、働かせた後はしっかり休ませる必要があります。
全ての経絡に言えることですが、働かせてばかりいて休ませないと弱ってしまいます。
膀胱経は仕事や人間関係で緊張したり、神経を使い過ぎが続いた場合、働かせ過ぎのため、しっかり休ませないと回復しません。
膀胱経が滞る人は、仕事が終わった後もずっと「仕事のこと」や、「人間関係のこと」を考え神経を使い続ける傾向があるように感じられます。
この場合は、膀胱経は休まる暇がありません。
当然、膀胱経は弱ってしまいます。
この結果、膀胱経は滞り「不眠」「頻尿」「自律神経の不調」などが起きやすくなります。
この様にして弱った経絡を回復させるには、経絡を休ませる必要があります。
仕事や人間関係で神経を使い続けることで弱ってしまった場合は、これらのことを忘れリラックスする必要があります。
時間に追われ緊張が続いている場合は、時間を忘れリラックスする時間をつくる必要があります。
経絡治療をしていて感じることですが、膀胱経が弱り、滞っている人の多くは、無意識に膀胱経に負担をかけています。
無意識に膀胱経に負担をかけるクセを持っているともいえます。
膀胱経を休めるべき時に、このクセがでてしまうと回復どころか逆に弱ってしまいます。
よって、このクセに気づくことが、経絡の滞りを解消するうえで重要になります。