明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。
良い成績をあげるスポーツ選手は、関節や筋肉の連動が良いものです。
野球のピッチャーでいうと、「下半身で生み出したパワーを背骨、その周りの筋肉にスムースに伝え、さらにパワーを強めつつ上半身に連動していきます。」
例えば「この連動が途中で切れてしまった」としましょう。
すると、このピッチャーは「切れた部位より上のパワーだけで投球する」ことになり、なかなか良い球は投げられません。
逆にパワーが弱い投手でも身体の連動が上手くいけば、良い球が投げれたりします。
ピッチャーの動きを「鞭(むち)」に例えて考えてみましょう。
鞭の連動が上手くいった場合、「根元から先端にいくほど、しなりが大きくなっていきます。」
そうすることで、「先端にいくほど、スピードも上がります。」
ここで鞭の真ん中に「結び目」をつけるとします。
すると、途端に連動が上手くいかなくなり、先端のスピードも落ちてしまいます。
ピッチャーでいうと、「必要以上に筋力が強すぎたり、力を入れすぎた部位」があると身体の連動が上手くいかなくなり、手に伝わるスピードも落ちてしまいます。
身体の連動が上手な投手は、全身のパワーを使うことができます。
一方どんなにパワーがあっても、連動が上手くいかなければ、持っているパワーの一部分しか使うことができません。