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気が足りなくなった経絡のコリ(ツボ)を消失させることで、痛みや不調は改善されます。

このツボを正確に圧すことによって、魔法のような改善を演出することもあります。

逆に、間違った圧し方をすると、ダメージを与えてしまうことこもあるので注意が必要です。

このツボは弱っているポイントですので、力ずくで押してはいけません。

力を抜いてやさしく圧していきます。

どちらかというと、ツボにはまるのを待つ感覚です。

上達してくると、ツボの中に米粒の先のようなものを感じるようになるかもしれません。

これはどの方向を向いているかわかりません。

このツボの先端を捉えるには、精神を研ぎ澄ませる必要があります。

魔法のような改善は、このツボが消失したときに起こります。

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ツボの先端を捉えるコツ
究極のつぼ?

経絡の歪みは大きく分けて2種類あります。

1つ目は、経絡上の気が過剰になって滞っている歪み。

2つ目は、経絡が傷を負い、気が足りなくなっている歪みがあります。

痛みや不調を改善するには、どちらの歪みを主に治療すればよいでしょう?

2つ目の気が足りなくなっている経絡の治療が主になります。

なぜなら、経絡の傷を治療し、気の流れがよくなれば、もう一方の気の滞りも解消されるからです。

気の足りない経絡を見つけたら、次は経絡の底にあるコリ(ツボ)を圧していきます。

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経絡を歪ませる原因

アメリカの医師であるサーノ博士は「痛みの原因は抑圧された感情である。すなわち、抑圧された感情が筋の異常収縮を引き起こしている。」と著書のなかで述べています。

実際、その理論に基づいたプログラムで多くの慢性痛の人々を救っています。

東洋医学の観点からみますと、痛みの原因は経絡の歪み(筋の異常収縮)が原因です。

ではなぜ経絡は歪むのでしょうか?

ストレス、食毒、悪い姿勢、冷え、その他の悪習慣によって経絡の歪みはおこります。

とりわけストレスは、経絡を歪ませる要因となっています。

東洋医学の観点からみても、心の問題が痛みに大きくかかわっているということです。

経絡は心身の全てに影響を与えています。

よって、経絡が整うことで痛みだけでなく、心の問題も改善することになります。

 

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痛みの原因

今回は、痛みの原因を西洋医学の観点から考察します。

痛みの生理学者は次のように述べています。

「神経線維は末端にある受容器からの信号を伝えるものであって、その途中が興奮を起こしたりすることはありません。」

すなわち、椎間板ヘルニアに代表される、神経圧迫による痛みは発生しないということです。

痛みの原因は筋の異常収縮です。

もう少し詳しく説明すると、

(筋が硬くなる。>>>血流が悪くなり、筋が酸欠を起こす。>>>発痛物質が発生する。)ということです。

理論上では、「筋をやわらかくして、血流をよくすれば痛みはなくなる」ということになります。

東洋医学の観点からすると、痛みの原因は「経絡の歪み」ということになります。

よって、痛みを改善するには経絡の流れを整える必要があります。

ではカイロプラクティックなどの骨格調整を行なうことで、痛みが軽減するのはなぜでしょうか?

それは、骨格調整を行なうことで、経絡の流れが整うからです。

ただ整い方が不完全であると、再び骨格がズレ、痛みが再発する可能性が高くなります。

それを防ぐためには、骨格調整と経絡指圧を併用することが有効です。

実は経絡指圧だけでも経絡が整えば、骨格調整が自然に起こります。

しかし併用したほうが効率が良いようです。

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両手操法

整形外科で原因が特定できる腰痛は、全体の15%といわれています。

この15%の代表として椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症があります。

これらの腰痛を改善させるため、多くの人が手術をうけています。

しかし、そのほとんどは手術をうけなくても改善します。

実は腰の痛みや足のしびれの原因は神経ではないからです。

本当の原因は「経絡の歪み」です。

別の言葉で言うと、「筋の異常収縮」ということになります。

経絡の歪みが骨盤(仙腸関節)を引き込み、ズレを引き起こします。

骨盤がズレることで、足腰にかかる荷重が分散されずに一定の筋にかかり続けます。

その結果、負担のかかり続けた筋が悲鳴をあげ、痛みやしびれを引き起こすのです。

この場合、骨盤をズラしている原因である経絡を整えたうえで、骨盤のズレをなおすことで痛みやしびれは改善していきます。

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腰痛と骨盤

経絡指圧の基本は、指圧の3原則をマスターすることです。

指圧の3原則は垂直圧、持続圧、支え圧です。

垂直圧とは、筋(経絡)に対して垂直に圧すということです。

筋の走行や向きは、人によって、さらに体調などによっても変わります。

状況に応じて圧す部位、角度などを調整する必要があります。

持続圧とは、圧を一定時間保持することです。

どのくらい保持するかというと「状況に応じて」ということになります。

コツは、弱っている筋には長めに圧すことです。

支え圧は、もたれ圧ともいうことができます。

指の力ではなく、自分の体重で、もたれかかるように圧していきます。

ここでも状況に応じて、圧の重さをコントロールします。

指圧の3原則を状況に応じて正確に行うことが、経絡指圧上達のカギとなります。

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両手操法

経絡と聞くと、「少し現実離れしているもの」と考える人もいるかもしれません。

そうゆう人にもわかるように、すごく大雑把に説明しますと、「経絡とはスジ」です。

大きく分けると12種類のスジが内臓を中心に体のあらゆるところを通っています。

そして12種類のスジは、通り道にあるあらゆるものに影響を与えています。

その影響は、スジの痛みやしびれから血液、神経、感覚器、ホルモン、精神的なものまで全てにわたります。

そして12種類のスジは、全てがつながっています。

そのため1つのスジが歪んだとき、全く関係のなさそうなスジや、血液、神経、感覚器、ホルモン、精神的なもにまで異常がでてくる可能性があるのです。

その万病の元である、スジの歪みを整えていくのが経絡指圧の目的になります。

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経絡とは?