瘀血(心、小腸経の滞りが原因)
「ふる血」というのは西洋医学にない考え方ですが、アシドーシス(酸毒症)でつくるコリを、東洋医学では「瘀血」とよんでいます。
心のかたよりを「凝り性」といいますが、そうした血液分布のバランスが崩れるところに瘀血の原因があります。
特に「断腸の思い」で腸管造血を障害することは、「心」「小腸」の関係をとらえたものと思います。
血液が停滞することで起こる病気は、女性の立場に多いストレスからくるものと思えます。
「正心」という、こだわりのない心、それが血液を停滞させず、小腸の吸収を血、肉とする大切なことではないでしょうか。
{参考文献} 増永静人著 「家庭でできる指圧」