滞った経絡には、不調のもと(滞った気)が溜まっています。
この不調のもとがコリになり、心身の不調をつくる原因となっています。
経絡が滞ると、心身が不調になるのです。
では、なぜ経絡は滞るのでしょうか?
今回はわかりやすいように肝経を例にとって考えてみましょう。
健康で、肝経が正常に働いている人が、お酒を大量に飲んだとします。
この場合、肝経は通常より多く働きます。
更に、肝経に休みを与えず、毎晩大量にお酒を飲み続けるとします。
すると、個人差はあるものの確実に肝経は弱ってきます。
この状態で更に大量にお酒を飲み続ければ、肝経は正常に働かなくなってしまいます。
この場合は、「肝経を使い過ぎて休みを与えなかった結果、滞ってしまった。」といえます。
今回は、わかりやすいように例を「肝経とお酒」としましたが、「腎経とストレス」でも同じことが言えます。
どの経絡も休みを与えず負担をかけ続ければ、滞ってしまいます。